ビフォー




アフター



ビフォー・アフター比較


髪の状態

最後に縮毛矯正をしてから2年くらい、最後にカラーをしてから1年くらい

クセは全体に大きくうねり、サイドは他より強いクセがあります。

髪は硬くてハリのある髪質です。

施術行程

1剤塗布

3つのダメージ差があるので、各箇所に薬剤を塗り分けします。

①縮毛矯正もカラーもしていない部分(根元から10センチくらい)
②カラーはしているが縮毛矯正していない部分(根元から20センチ)くらい
③カラーも縮毛矯正もしている部分(残りの部分)

まず、①と②に酸性チオとGMTでプレ還元します。(酸チオは酸性域では還元しません)

②と③に中性のシス系の薬剤を塗布した後に、①②に弱アルカリのチオとサルファイトの薬剤を重ねて塗ります。

酸性域だと髪の中に入りやすいチオを先に仕込んで、後からphをあげて髪に薬剤をきかせます。

単一の薬剤よりアルカリを少なくすることができるので、ダメージの軽減になります。

時間を置いて髪が反応してきたら、しっかり流してからシャンプーしてから中間処理をします。

アイロン前にケア剤を塗布してからドライします。

アイロン(クセ伸ばし)

アイロンはクセの部分はストレートにして、毛先15cmくらいから丸みをつけます。

先に、以前縮毛矯正をした部分(③)以外のクセを伸ばします。

全体にアイロンしたら、毛先をぬらしてカットします。

カット

カットは後ろ2cmくらいカットして、顔周りの長い所につなげて前下りのボブにします。

この時はベースのカットのみで、毛量調整は最後にします。

アイロン(丸み形成)

カット後、軽く乾かしてから丸みをつけるようにアイロンをします。

ボブの場合、耳から下の部分がヘアスタイルの土台になるので、耳下は特別なアイロンでしっかり丸みをつけます。

耳より上は通常のアイロンで髪の中間から毛先にかけて丸みをつけます。これもただ手を返して丸みをつけてもまっすぐ仕上がってしまうので、一工夫します。

アイロンが終わったら2剤で酸化処理してからアルカリ除去します。

髪を乾かしてから毛先のチェックカットをした後、毛量調整をして終わりです。

まとめ

カットは襟足2センチくらいしかカットしていないのですが、丸みを強くつけたので写真では短くなったように見えます。(ビフォーはウェットでアフターはドライなので多少その差もあります)

毛先に丸みをつけただけだと、ハネやすくなることがあります。しかし、耳下のところをしっかり丸みをつけたので、乾かすだけで形がでやすくなっています。

これから時期は矯正をされる方も多くなります。

ただ真っ直ぐなだけでなく、スタイリングしやすい丸みのある縮毛矯正はいかがですか?